普段、日常的に自負心という言葉を聞くことはよくあるが、具体的な意味を知らない人もいるのではないかと思う。

自負心とは「自らの能力や仕事について自信があって、誇りに思っている気持ち」のこと。

得意としているジャンルの仕事について「誰にも負けない」と思っている時などは、「自負心を持っている」といっていいだろう。

 

混同しがちな言葉に、自尊心がある。自尊心は「自分自身を大切に思う気持ち」や、「考えや発言に自信を持っていて、他人からの干渉を寄せ付けない態度」などを表す言葉である。

である。 自分自身を優秀だと思い込むこと、特に、自分の尊厳を意識して他からの干渉を排除することを表す。

 自分を大切だと思うことで、他の人は関係ない。自分自身を好きになって、どんな状態においても自分を高く評価する気持ちを指す。

 

「自尊心」は「プライド」と呼ぶこともできる。 

自分自身を敬ったり、自分の価値を認める気持ちを表す場合に「自尊心」を使う。

 「自尊心」は自信を持つとプラスな意味合いだが、その気持ちがあまりに強すぎると、周りの人に嫌われたり、他の人を傷つけることがある。

基本的に良い意味で使うが、悪い意味でも使われている。

 

自尊心は「自分自身を大切に思い、尊重する気持ち」、自負心は「自信や誇りがあるからこそ、責任を負う気持ち」となる。

自尊心は強すぎると自分勝手になりがちで、人に嫌われることもある。

一方、自負心は責任感につながる気持ちなので、あまり悪い意味では使われない。

 

「自負心について意味は分かったけど、メリットはあるのかな」そんな疑問を持つ人もいるだろう。

自負心が強いというのは、「自信や誇りがあるからこそ、責任を持って取り組む」という気持ちに繋がる。

職場なら、責任を持って仕事に取り組んで、結果を残す人は、周囲から信頼を集めるもの。

結果を残して評価を得て、さらに自信が高まって、次の仕事でも結果を残せるようになる、いいサイクルにハマることができるのである。

 

「自分の持っている気持ちが自負心なのか自尊心なのか分からない」と悩む人もいるかもしれない。

自負心が強い人に多く見受けられる特徴を4つ紹介しよう。

自負心が強い人の特徴を知って、自分の持っている気持ちが自負心なのか判定してみてほしい。

 

自信があるからこそ、物事に対して妥協しないで、取り組むのが自負心が強い人の性格。

ビジネスシーンなどで、自分を信頼して任された仕事の結果が出るまでは、決して手を緩めることなく、仕事を続けるような人を見かけることがあるだろう。

自負があるからこそ、仕事に対して責任を持って、妥協しないストイックさを持っているのだ。

 

仕事をやり遂げて、多くの成果を出してきて自信を獲得したのが、自負心の強い人。

職場にいる「仕事ができる人」とよばれる先輩などは、それまで数多くの成功やトラブルを解決する実績を残して、自信に満ちあふれているのではないだろうか。

真面目に仕事をやり遂げて、実績を積み重ねることで、「この仕事は誰にも負けない」という自負心が身についていくのである。

 

自負心が強い人は、自分の得意としているジャンルなら、誰にも負けないという自信を持っている。

職場などで、誰もが関わることをためらうような、難しい作業を、「自分ならできます」と持ち前のスキルで、いとも簡単にやり遂げる姿を見せるだろう。

自分が持っているスキルなら、必ず成功させられると、ポジティブな気持ちを持つ性格なのだ。

 

自分はもっと出来る、もっと成長できると、自負心が強い人はプライドを持っている。

職場にいる自負心が強いとよばれる人は、スキルアップのための努力は欠かさないし、社内でのポジションも上にいきたいと思う人が多い。

「自分はより、高みに昇りたい」強いプライドや、自信があるがゆえに、高い向上心を持っているもの。

 

仕事などにおいて「誰にも負けない」「この分野には自信がる」と誇りを持っているのが、自負心が強い人。

自負心が強い人は自分の能力を使って、責任を果たす人なので、周囲からも評価されやすい。

「自分も自負心が持てるようになりたい」そんな気持ちの人もいるだろう。

今回紹介した自負心が強い人の特徴を備えられるように努力すれば、自負心の強い人に近づけるのではないだろうか。