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社長のひとりごと

自分を律する

2022-10-12
考えられる策はすべて講じ、しかるべき行動はすべて遂行し、それでも埒が明かない。
 
前に進むための攻めの出口もなかなか見つからない。
 
危機の際は守りと同時に攻めが必要とはいうものの、守ることに力点を置かざるをえないときもたしかにある。
 
 
こんなとき、出口が見えない中で歯を食いしばって、ともかく耐えるしかないと思うと、重圧に気持ちが折れかねない。
 
 
そんなときは「始まりがあれば、終わりが必ずある」と思うこと。
 
終わりのない始まりはないのだ。
 
 
先に出口があることを想定せず、いつまでもトンネルの中にいると思うから、気持ちが参ってしまうのだ。
 
出口のないトンネルなどない。
 
この苦難も、いつか必ず終わりがある。
 
そう信じて希望と気力をなくさなければ、必ずしのげる。
 
 
勝負事で耐えなくてはいけないときは、洗面器の水につけていた顔を我慢できず上げるように、最初に音を上げたほうが負けるのだ。
 
 
しかし、耐えるということはどのような形であれ、最終的には相手というより、自分自身との闘いである。
 
会社のトップである僕は、己に克つ強さを持っていないといけない。
 
 
自分に勝てる人と勝てない人の分かれ目はどこか?
 
それは、ふだんから自分を律しているかどうかの差ではないだろうか。
 
人間には動物の血が色濃く流れている。
 
理性でそれを律しなければ、人は欲望の赴くまま、自分勝手で奔放な振る舞いをし続けることになる。
 
 
さまざまな欲に対して「~しない」「ほどほどにする」という姿勢を持つことが、自分を律することにつながる。
 
己の中にある荒ぶる動物の血を手なずけられる人ほど、自分に勝つ力を備えている。
 
 
ふだんから自分をいかに律するか。
 
上手な律し方を身につけていれば、それは仕事や人生の危機において必ずや役に立つはずである。
 
 
 
僕の仲間には、自分を律することが上手な人がとても多い。
 
 
そんな仲間たちを見ていると、自分の未熟さに自分が恥ずかしくなる。
 
 
 
僕はもっともっと努力しなければならない!
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